2019/10/28

ピョン・ヒョクの恋(변혁의 사랑)を見ていたときに『あの子は「あげまん」よ。』『誰が「あげまん」だって?』というセリフを聞いたとき「あげまん」に値する韓国語が「ピョンガン」と聞こえたのですが、ハングルではどう書くの?意味は?と気になって仕方ないので調べてみました。
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ピョン・ヒョクの恋(변혁의 사랑)
【キャスト】
ピョン・ヒョク役 チェ・シウォン(SUPER JUNIOR)
ペク・ジュン役 カン・ソラ
クォン・ジェフン役 コンミョン(5urprise)
【ストーリー】
世間知らずの財閥三世ピョン・ヒョク(チェ・シウォン/SUPER JUNIOR)、持って生まれたものは何もないけれど決して挫折せず、いつでも戦える準備ができているサバイバル系フリーター、ペク・ジュン(カン・ソラ)。
自力でのし上がろうともがく中で、人生で忘れてはいけない大切な価値に気づくエリート、ジェフン(コンミョン/5urprise)。
3人の若者の成功と挫折、愛と友情のストーリーを通して、また彼ら自身が世の中のルールを変えていく奮闘記。
財閥三世ヒョクは親のいいなりになって、自分では何もできない御曹司。
恋愛さえも上手くいかない。
そんなとき、誰に対しても自分の考えを相手に伝え、決して権力に屈することのないペク・ジュンと出会い、彼女のとりこになってしまう。
将来が心配な息子を持つヒョクの母親は息子の運勢を占い師にみてもらい、息子の近くに彼を成功に導く女性がいることを告げられる。
ジュンとの出会いにより、無能と思われていたヒョクの才能が開花する。
そこで、ジュンの存在を知った母親は「彼女はピョンガンよ。」とつぶやく。
あほの温達(オンダル)と平岡公主(ピョンガン姫)바보 온달과 평강공주
ここで登場する「ピョンガン」とは、高句麗第25代平原王の娘ピョンガン姫(평강공주)の事です。
字幕では「あげまん」と書かれています。
あげまんは、運気が上がっているさまを表す言葉で、主に付き合った男性の運をあげる女性のことを指して使われることがあります。(逆に運気を下げる女性を「さげまん」という。)
ピョンガンは韓国の昔話「あほの温達(オンダル)と平岡公主(ヒョンガン姫)」(바보 온달과 평강공주)に出てきます。
この昔話のストーリーをざっとお話しします。
高句麗第25代王「平原王」のときに、国の中で「馬鹿」で有名なオンダルという青年がいました。
実は心根がとても良すぎたために、そんな別名を付けられたのでした。
ピョンガンとオンダルは結婚しました。
そして、ピョンガンはオンダルに、読み書きの勉強と武芸を習わせました。
オンダルは一生懸命習った武芸で、国で開かれた「狩り大会」に参加し、見事な腕前で1等を取りました。
王は、狩り大会で1等を取ったのが、ピョンガン姫の夫である「オンダル」だと知り、とても喜び、高い官位を与えました。
こうしてオンダルは、国の「大将軍」になったのです。
オンダルはピョンガン姫に出会ったお陰で、出世することができました。
それで、ピョンガン姫は「あげまん」と訳されたのでしょう。
男の成功の影に女あり。
世界共通のようですね。