韓流ドラマ「ファン・ジニ」を見てから妓生(キーセン)という存在を知った方も多いと思います。
私もその1人です。
「ファン・ジニ(黄真伊)」が実在する人物と聞いて更に興味を持ちました。
そこで見つけたのが、『妓生「ものを言う花」の文化誌』です。
「ファン・ジニ」は歴史上の妓生の中でもっとも有名な妓生だったというよりは、朝鮮の最大の女流詩人だったそうです。
しかしながら、彼女の作品が現代まで残されているのは僅か数編だけ。
それでも朝鮮文学史は女性が少なかったため、大きく録されているのだそうです。
この本に、ファン・ジニのファンなら誰でも覚えている有名なワンシーンが書かれています。
『十五歳の時に彼女の美貌に魅せられた近所の若者が死に、その葬儀の輿(こし)が彼女の家の前で急に重たくなり、動かなったという奇事があった。彼女がそのチマ・チョゴリを棺にかけると、喪輿はまた動き始めたという。』
歴史ドラマを初めてみた私は、このシーンがものすごく悲しくてテレビの前で号泣しました。
完全に自分がファン・ジニになっちゃってましたね(笑)
このドラマでファン・ジニの美貌に魅せられた近所の若者「ウンホ」を演じていたのが、人気俳優のチャン・グンソクさん。
そのことを知ったのは、私が韓流ドラマを見るようになってから、ずっと後のことです。
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