韓国語オンラインレッスン第10回目の学習記録です。
今回は「韓国の姑」についてです。
夫の実家の家族「시월드」、妻の実家の家族「처월드」
夫の父 시아버지 、 夫の母 시어머니
妻の父 장인 、 妻の母 장모님
妻の実家 친정 / 처갓집 / 처가
夫の実家 시댁
夫の実家の家族 시월드 、 妻の実家 처월드
시월드(シウォルドゥ)とは「시 (漢字「媤」) + World」の合成語で、시아버지・시어머니・시할아버지・시할머니など、夫の家族には「시」がつくことから、夫の実家、夫の親戚、夫の実家に関する全てのことを意味します。
逆に妻の実家に関することは「처월드」。
この「시월드」という言葉は決して良い意味で使われることはありません。
奥さんが友人たちに愚痴をこぼすときに「시월드」を使います。
ですが、覚えておくと、韓国ドラマが一段と面白く感じると思います。
韓国の姑はドラマ通りなのか?
韓国ドラマを観ていると「韓国人と結婚したら大変そう!」って思いませんか?
なぜって?
韓国ドラマによく出てくる「姑」が、すご過ぎるからです。
嫁姑の問題は世界が抱える永遠のテーマでもありますが、特に韓国のお姑さんは、なんだか難しいような気がします。
まあ、私は韓国人と結婚することなんてないと思うので、どうでもいい話なんですが。
とはいえ、ドラマの世界の話じゃないですか。
実際はどうだか、知りません。
と、思っていたのですが、あながち噓でも大げさでもないことがわかりました。
私の韓国語の先生は独身なのですが、先生の友人の話を聞かせてもらいました。
韓国の嫁姑 本当の話
お嫁さんが仕事で会社にいるときに、お姑さんから電話がかかってきました。
「今、あたなの部屋の前にいるんだけど暗証番号教えて。おかずを持ってきたから。」
(こういうとき、韓国の暗証番号で開けられる玄関は不便ですねw)
お嫁さんは全然嬉しくないけど、仕方なく番号を教えます。
そして、お姑さんは冷蔵庫におかずをしまいますが、それだけで帰るはずもありません。
部屋の掃除までしていきます。
そして、なぜだかわかりませんが、ベランダにあるペットフードまできれいに捨ててしまいます。
忙しい嫁の代わりに家事をする自分は、なんて良い姑なのかと思っています。
ある時、お姑さんがお嫁さんに指輪をプレゼントします。
でも、彼女の好みではないため、その指輪をはめることはありません。
いかにもハルモニが好きそうなデザインなんです。
すると、お姑さんはお嫁さんに会うたび「なぜ、買ってあげた指輪をはめないのか」と聞いてきます。
韓国のテレビ番組の影響
韓国には嫁姑が一緒に出てインタビューを受ける番組があるそうです。
この番組に出演した嫁姑の話を聞いて嫁側の立場である若い女性たちから、お姑さんに対して批判のコメントがたくさん届いたそうです。
これを聞いて、この番組に出演したお姑さんはびっくりしたそうです。
自分はいい姑と思っていたので、自信を持ってテレビに出たのです。
それが、まさかブーイングされるなんて、夢にも思っていなかったようです。
でも、こういう番組を見て、世のお姑さんたちがお互いに注意しあうようになったそうです。
「そういうことすると嫁に嫌がられるらしいよ。」って感じで。
自分が良いと思ったら相手のことなど考えずに、ガンガン実行する韓国のお姑さんたち。
悪気はないんですよね。
ただ「愛」の表現方法がお互いに理解しがたいだけ。
お嫁さんもいつかは分かってくれる日がくると思います。