「八月のクリスマス」を初めて観たのは友人がテレビを録画したDVDでした。
当時はDVDが主流の時で3倍速で録画されたその映画に私はすっかり魅了されてしまいました。
アジアのラテンと言われる韓国は恋愛に関しても情熱的なイメージがあります。
しかし、この映画は役者の抑えた演技と静かに流れる映像が深い愛情を映し出しています。
「八月のクリスマス」というタイトルですが、生きていく過程で起こりうる悲しみや喜びといった相反する感情を「八月」という暑くて明るいイメージと「クリスマス」という寒く暗い冬を連想する言葉を合わせることで表現しています。
主人公の青年は恋が実ることもなく若くして、この世を去ります。
決してハッピーエンドではない物語ですが、不思議と癒され何度も観たくなります。
私の中で繰り返し観たい韓国映画NO.1であるこの映画が、ある日レンタル落ちでワゴンの中に置かれていました。
嬉しくなって即効で買いました。
仕事で疲れて精神的に追い込まれたときに、夜中に一人で何度も何度も観ました。
観終えた後の心安らかな気持ちで布団に入り眠りにつくことで、疲れた心をリセットできました。