外国語の発音を自国の文字で表そうとすると、どうしても無理がある。
それはどの国でも同じで仕方のないこと。
しかし、そうとわかっていても笑いが押さえきれないときがある。
誰でも知ってる「hamburger」は、日本では「ハンバーガー」。
これが韓国では「햄버거(ヘンボゴ)」と表記される。
今ではすっかり慣れたけど、最初に聞いたときの衝撃は大きかった。
次に衝撃を受けたのは「MacArthur」(マッカーサー)が韓国では「맥아더(メガド)」。
私はどちらも英語とは程遠い発音だと思うのだけど、韓国人は自分たちの方がより近い発音だと信じている。
確かに韓国語の方が母音や子音の数が多いからそう思うのかもしれないけど逆に韓国にない音もある。
例えば「ズ」の音。
「propose(プロポーズ)」が「프로포즈(プロポジュ)」になる。
韓国ドラマでステキな俳優さんが真顔で「プロポジュ」って言うとふざけているようにしか聞こえない。
ちょっとクスッと笑ってしまう。
試しにこんなことをしてみたことがある。
オーストラリアから来ていた若い女性に日本語と韓国語の外来語を知ってる限り発音してみせた。
彼女は息ができないほど笑いころげていた。
ネイティブにしてみれば、どっちもどっち。
どちらも非常に可笑しいらしい。
だから、こんなことで優劣争ってないで、ただの笑いネタにすればいい。
私はそう思う。