「あなたは興味ないと思うんだけど、一緒に行ってくれない?」と友人に誘われて行ってきた『浅川伯教・巧兄弟資料館』。
確かに最初は興味なかったですが、こういうきっかけで今まで知らなかったことに興味を持つようになるので、何でも知りたがりの友人のお供はいつも楽しいです。
浅川巧は23歳で林業技師として朝鮮の山々を緑に戻す使命を抱き、兄である伯教を追って朝鮮に渡り、白磁に代表される朝鮮の文化や工芸品の素晴らしさを見出した青年です。
偏見や驕りに囚われずに朝鮮人と親交を結んだ稀有な人物で、その墓は現在ソウル郊外の共同墓地にあります。
資料館は浅川兄弟の出身地である山梨県北杜市にあります。
この資料館を訪ねたときに数年後に浅川兄弟の物語が映画化されると聞いて、楽しみに待っていました。
その後「道‐白磁の人‐」が上映されることを知り、友人と一緒に行ってきました。
(吉沢悠、ぺ・スピン主演)
そして、この映画を見た翌年に浅川巧の遠縁に当たる方に偶然お会いしました。
その方は一度韓国へ行ってみたいとずっと思っていたそうで、縁あって韓国へご一緒しました。
残念だったのは訪問先で浅川巧を知っている人がほとんどいなかったことです。
浅川巧は日韓双方の教科書にも載っている人物。
皆さん、私と一緒で歴史の勉強苦手だったのでしょうか。
私は歴史の先生をしていた友人のお供をしているうちに全然興味のなかった歴史を少しずつ知る機会ができました。
友人の口癖「あなた、そんなことも知らないの?」と連発されながら色々なことを教えてもらいました。
最近になって友人が私に謝ってきました。
「私の言葉であなたがどれほど傷ついたかと思うと、ほんとに申し訳ない」と。
そう言われて初めて「え~、もしかして私馬鹿にされてたの!?」と気付いた私もどんだけアホなんだか┐(´~`)┌